数年前からレース用シューズを新調したいなぁと思い続けて情報収集しておりましたが、このたびご縁に恵まれて新調いたしました。
それはなんと!
GIRO EMPIRE VR90 Jeremiah Kille Collection
GIRO EMPIRE VR90 はジロの紐靴MTB系シューズの最高峰。その中でもこれは2019年に限定販売されたモデルです。
奇抜なデザインもですが、このシューズは自転車用シューズで靴紐というのが最大の特徴。GIRO曰く「靴紐のフィット感に勝るものはない」と言ってるみたいですが、実際、靴紐方式のサイクリングシューズを使っている方々の意見を聞くと様々あって、合う人から合わない人までいらっしゃるし、BOAやラチェットのように増し締めが簡単に出来ない点が不便だとも聞きます。しかし、シューズ買い替えを考え始めたきっかけが、今のシューズのBOAダイヤル不調。レースでBOAダイヤルやラチェットを壊してリタイヤと言う話はMTBやシクロクロスでは有る話なので、靴紐方式はその辺りには強い。
う〜んと思いながら悩みに悩みましたが一度試さない事には白黒ハッキリしないなと。そんな時になんとwhoo bicycles | 京都の自転車ショップさんの店頭在庫にコチラを発見。限定モデルが出た時からカッコいいなとは思っていたものの、決めきれず時は流れ、まぁもう見つかることはないなと思っていたところまさかの発見!シューズはサイズが合わなければ話になりませんが、なんとジャストフィットサイズが残っているではありませんか!店頭在庫品ということでディスカウントまでしていただけるということで、もうこれは何かの運命かなと勝手に思うことにして購入を決心しました。
さて、細かいディテールですが、
シューレースは束ねられるようにゴムが付いています。
インソールまでデザインに凝ってますね。
裏側の仕様は他のGIROシューズ同様土踏まず部分の盛り上がりをS.M.Lの3種類から選べます。私の場合は試着して今のところSをチョイス。
スパイクも付属しています。これはシクロクロスで重宝するでしょう。
取り付けるとこんな感じに。
ソールはイーストンのEC90カーボンで、ゴム部はビブラム製。
シューズケースも付属します。
さて、インプレッション!といきたいところですが、このところ雨ばかりなのでとりあえず現時点ではローラー台のみでの感想ですが、履いてみた印象として、靴紐のホールド感は非常に高いと感じます。部分的に締め付けられるわけではなく、靴全体でしっかりホールドされている感覚があり好印象です。ちなみに歩行時にカカトが浮くなんてこともありません。
形状については、足の形により合う合わないがあるかとは思いますが、以前から履いているS-Worksよりは幅が少し広く、私は快適です。
通気については、一応ポツポツ穴が空いていますがローラー台で使った印象では通気性が高いとは言えず、結構暑いです。シクロクロスで使用するには良いと思いますが、夏期のMTBで使用する場合はどうかなぁ。これは実走してみてからですね。
耐久性は使い込んでみないとわかりませんが、BOAダイヤルなどパーツの故障要素は少ないので、純粋な靴の耐久性を今後の使用で確かめていきたいなと思います。
2020.8.31追記
Japan Super Masters Games Series 2020 1stでレース初投入しました。
レースで使用してみた感想ですが、ホールド感、フィット感は非常に良いと感じました。紐による締め込みは靴全体で足を包み込む感じなので非常に心地よいです。
通気に関してはスタートしてからは気になることはありませんでしたが、酷暑のレースということもありスタートするまでは結構暑いと感じました。これは大きな通気口がないことが影響してると思います。
とはいえこのスッキリとした外観は非常にメリット。今回のレースでもレース中に切り株にシューズを引っ掛けてしまうシーンがありましたが、大きなロスなく切り抜けることが出来ました。これがラチェット式やBOAダイヤル式で万が一それらのパーツが破損するようなことがあればレース続行は非常に困難になります。紐靴の場合、紐が切れない限りは大丈夫。紐は靴中央にまとめる形になるのでそのリスクも大幅に低いと言えます。
まぁ、何よりカッコいいデザインが最高!気分が上がる!それが1番のポイントですね!!
仕様
GIRO EMPIRE VR90 Jeremiah Kille Collection
サイズ:41
重量:345g(カタログ値)